幼児教育は何歳くらいからはじめるのがベストなのでしょうか?
結論から言うと、0歳からスタートできます。それも、自宅にいながら出費せずにできます!
幼児教育というと決まって取り上げられるのが、ノーベル経済学賞を受賞したヘックマン教授の言葉ではないでしょうか。教授は、科学雑誌「Science」にてこのように発表しています。
「3~4歳ころに適切な教育を受けなかった場合、その後の教育に投資する効果は小さくなります。学習意欲が低いままなど、投資効果は限定的なものとなってしまうのです。」
一般的な幼児期とは生後1年~6歳ころのことなのですが、ここでは0歳からの幼児教育について解説していきます。
0歳におすすめの幼児教育
0歳からの幼児教育は、言葉がけをするのがおすすめです。実は、0歳の赤ちゃんでも言葉を理解しています。七田式教室講師の七田一成さんも0歳から言葉を教えると言っているように、赤ちゃんは言葉やしぐさにあらわせないだけでわかっているのです。
他にも、本を読み聞かせたりするのも幼児教育に最適です。どこかで月謝を払って習い事をする必要もなく、家で幼児教育はスタートできます。言葉がけと絵本の読み聞かせは、手軽なコミュニケーションとして0際未満の赤ちゃんにもおすすめですよ。
1歳におすすめの幼児教育
1歳になるとおしゃべりができるようになってくるので、引き続き言葉がけと絵本の読み聞かせを幼児教育として行うのがおすすめです。これらに加えて、数をかぞえてきかせてあげるのも良いでしょう。
運動面としては、1歳になると歩けるようになるので、おいかけっこやかくれんぼなどをして運動神経を鍛える遊びを取り入れるのがおすすめです。音楽をかけて体を動かすというのもありですし、ブロックや積み木で遊ぶのも空間認識が高まることからおすすめです。安全な状態で子供の好奇心を伸ばしてあげられる環境を作ってあげましょう。
2歳におすすめの幼児教育
2歳は俗にいう「イヤイヤ期」で、子どもの自我が発達してくる時です。自我が芽生えることで「こうしたい」という欲求が前面に出てくるので、ママに反抗するような態度になるのです。
この時期におすすめの幼児教育はバズルです。記憶力が発達してくるのでパズルで無理なく鍛えてあげると良いでしょう。また、手先も器用になってくる時期でもあるので、お絵描きをさせてあげると右脳が鍛えられておすすめです。さらに、絵本の読み聞かせも良いでしょう。単語をいくつかつなげて話せるようになる時期なので、中には読み聞かせた内容を暗唱してしまう子もいます。
3歳におすすめの幼児教育
3歳というのは、人間が発達する上でとても重要な時期に当たります。このころまでに人間の脳の8割が完成するともいわれているので、幼児教育が重要な意味を持ってきます。
すでに十分絵本に親しんでいる場合には、特に教えていなくても自然と簡単な文字が読める子もいます。
絵本の読み聞かせをしているママは引き続き頑張ってくださいね。
また、3歳は脳が発達するとともに自分でものを考えることができるようになってくる時期です。
そのため、幼児教育としては積み木ややや大ぶりなブロックでの遊びもおすすめです。自分で考えて形を作ってみることで、考える力はどんどん伸びていきますし、手先も合わせて器用になっていきます。
他にも、自分の好きな音楽がかかると、それに合わせて踊ったり手をたたいたりということも脳の発達に好影響を与えます。走ったり太鼓をたたいたりするのも良いでしょう。
4歳におすすめの幼児教育
4歳は自我が芽生える時期なので反抗期に突入します。また、何に対しても「どうして?」という質問をしてくることも特徴です。
自分で考える力が急速についてくるので、自分で考えながら作っていくようなおもちゃを与えるのがおすすめです。最初から出来上がっているのではなく、ブロックや粘土の方が幼児教育に適しています。
5歳、6歳におすすめの幼児教育
5~6歳になると、自分で絵本をすらすら読む子も出てきます。何歳になっても絵本の読み聞かせはおすすめですが、このころは自分で読むようにさせるのも良いでしょう。同じ絵本であっても、自分で読むことでまったく違った幼児教育になるからです。
また、このころは文字に関心を示すようになるので、自分の名前をひらがなやカタカナで書いたり読んだりするのもおすすめです。聞くことで覚えた数字を、文字を見せて一致させるのも良いでしょう。数はお風呂で100まで数えたりするのが良くありますが、お菓子の数を数えるのも良いですし、少しずつ数字を見せて一致させるのがおすすめです。この時期は物覚えが良いことから、10くらいまでならすぐに読めるようになるはずです。
まとめ
以上、年齢別幼児教育をご紹介してきました。
いずれもお金もかからず自宅で簡単にできるものばかりなので、ぜひ習慣にしてみましょう。特に絵本の読み聞かせは0~6歳まで共通しておすすめなので、どれにしようか迷ったら読み聞かせから始めてみてはいかがでしょうか。
生後6ヶ月くらいから赤ちゃんの夜泣きがはじまって「幼児教育どころではない」というママさんも多いと思いますが、赤ちゃんを寝かしつける時の読み聞かせなどできることをはじめてみるのもいいでしょう。
赤ちゃんの夜泣きの対処については参考をサイトをご紹介しておきますね。