新学習指導要領の実施にともない、小学生の学習はこれまでにない変化を迎えようとしています。
ここでは、学校という教育現場でどんな教育が目標とされているのかを踏まえつつ、この大きな変化の中で小学生を子供にもつ親として抑えておくべきポイントをピックアップしてみました。

そもそも小学生の「学習指導要領」って何?

学習指導要領は、文部科学省によって定められたものです。
小学生の学習指導要領は、全国どこの小学校に通っていても一定の水準の教育を受けられるよう、教育課程(カリキュラム)の基準とされます。
その内容は、教科ごとの目標や教えるべき内容、標準授業時間数などで、これらは学校教育法施行規則によって定められています。

2020年の新学習指導要領で変わること

新学習指導要領が実施される2020年に、どのようなことが変わるのかを見ていきましょう。

・小学校3年以降、授業時間の増加と外国語活動の開始
・小学校5年以降、正式な英語教科の開始
・プログラミング教育の開始
・より主体的に参加する授業の増加

一部は2018年4月からすでに開始されていますが、2020年度からは全面的に実施させるようになります。

小学校の授業の変化

小学校3年以降は、授業時間が増加し、主体的・対話的に深く学ぶ姿勢が重要視されるようになります。具体的には年間35時間ほど授業時間が増え、他で削減される部分がないので学校で学ぶ時間もトータルで増えることになります。

また、グループで話しあうことで考えを深めて答えを導き出したり、実際に体験することにより関心をもって学べるような授業スタイルに変化していきます。

小学校の英語教育

小学校3年生から、授業時間が増加するとともに英語が必修となります。これは、学年が低いうちから英語に慣れ親しむことを目的としており、「聞く」「話す」といった使える英語の習得を目指します。

小学校3~4年では、楽しくコミュニケーションを取ることが優先され、「聞く」「話す」が中心となります。「読む」「書く」はまだ指導に含めず、教科には入らないことから成績がつくこともありません。

小学校5~6年になると、「聞く」「話す」に加えて「読む」「書く」の指導が加わります。バランスの良い英語力を身につけることを目的とし、教科に入ることから成績がつくようになります。

小学生の英語はどんな学習レベル?

2020年度からの学習指導要領によれば、小学校3~4年で目標とする英語のレベルは、

・アルファベットが識別できる。
・短い話し(例 絵本)を聞いてだいたいの内容が理解できる。

小学校5~6年で目標とする英語のレベルは、

・アルファベットを読むことができる。
・話し(身近なテーマ)を聞いてそれに関する情報が聞き取れ、それについて意見交換や質問をすることができる。

となります。

プログラミング教育で学ぶこと

プログラミング教育は、プログラミング技術を習得するのではなくその前段階の教育を指します。
具体的には、あらゆる場面で自ら手順を考え、論理的に問題を解決する「プログラミング的思考」を育てることです。
つまり、より一層激しく変化すると予想される未来で、自分に課された問題を見つけて新たな価値を創っていく力のことなのです。
プログラミング教育は、算数や理科などすでに行っている教科で実践します。

小学生のプログラミングはどんな学習レベル?

小学生のプログラミング教育は、プログラマーを育てることが目的ではありません。
小学5年の算数や6年の理科、また、総合的な学習でプログラミング教育が行われますが、その目的は前述したように「プログラミング的思考」を育てることです。

 

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